SketchUp 2021: 成功への道


過去に類を見ないパンデミックが地球全体に襲いかかり、我々の生活は閉鎖をされてステイホームを
余儀なくなれました。このことは生活や働き方、意識までも変えたと言っても過言ではないと思います。
世界中の皆さん同様に我々も今回はこの期間を何か月(何年?)もやりたいと思っていたプロジェクトに
取り組むことに利用して、リリースに向けて失敗の無いように準備をしました。

本日、SketchUp Proのメジャーアップデートを紹介します。
このアップグレードでは複雑なプロジェクトに取り組み、作業を効率化してより多くの改善を
成し遂げています。SketchUp Proのメジャーアップデートにはこの1年間のすべての個々の課題に
役立つ新しいツールと機能、革新、ユーザーの作業時間の節約の助けになる改善が含まれています。

まずはSketchUpの製品一式が刷新されました。
何が起きたのか?・・ 新しいロゴを3Dでモデル化すると解ります。
新しいロゴのモデリング方法はこちら(ブログ)



新しい見た目と言えば・・この最新バージョンではSketchUp Pro 2021:建築家のSumele Aruoforが
スタート画面に登場しています。彼女はナイジェリア人で双子の母親です。
Trimbleの戦略的マーケティングマネージャーである彼女はで複雑なプロジェクトを開始することの
重要性についていくつか提言しています。 新しいバージョンを開くとSumele に会えますよ。
彼女に関してはこちらでご覧いただけます。



最新版の見た目の変化をご紹介したので、今度は内部の新機能についてお話します。
SketchUp 2021は気候条件を取り入れた新しい方法で設計を開始し、モデリング機能を改善し、
より簡単に短時間で構成可能なオブジェクトを提供します。 最新のSketchUp、最も複雑なAECプロジェクトに重きを置いています。
SketchUp2021の新機能をご覧ください。

SketchUpをスタートする新しい方法

AECの専門家としての我々は計画される対象物が自然環境と調和して機能するものになるという
実現を目指して努力しています。 このためには計画を立てる段階であらかじめ現場の譲許を包括的に
理解する必要があります。 そこでPreDesignを活用します。この今までにない新しい気候調査ツールは
3Dでのモデリングを開始する前に、プロジェクトを取り巻く地域の環境を理解するのに役立ちます。

 「SketchUpは3Dでアイデアを開発するための素晴らしい方法ですが、私たちは継続的に新しい機能を
 模索しており、ユーザーが設計前のワークフローに設計研究を簡単に含めることができるように
 することで大きな価値を見出しています」とPEのM.AndrewCorneyとTrimbleの製品ディレクターである
 M.CIBSE、M.ASHRAEは述べています。
 「PreDesignを使用することで適切な設計戦略をたてることができ、クライアントにその価値を伝える
 ためのアプローチ方法の1つとして設計者に提供します。」

PreDesignは固有の気象データを取得して、プロジェクトに適切な構造物を提案します。
表示される太陽の軌道図は太陽から保護する必要がある箇所の領域を示します。
更に問題に対してフラグを立てるだけではく、PreDesignを使えば建物の各面に効果的なグレージング、
シェーディング、およびトップライトの配置を検証提案できます。
初期段階で環境に則した構造物の提案が可能になります。



「PreDesignは当初より最良な設計を構築しうるために必要な有用な情報を提供します」と、
Heartwood Studioの主任アーキテクトであるAdamOsterhoffは述べています。
「その説得力のある視覚的出力とインテリジェントな会話のポイントは、私たちの提案の価値をクライアントに明確に伝えるのにも役立ちます。」



PreDesignはワークフローからの手間のかかる作業の一部を軽減し、気候観測データを駆使した
設計説明がしやすくなるために存在しています。 最初から正しく進めることで貴重な設計時間と
リソースを無駄にせず、コストのかかるやり直しを回避できます。
The forecast is sunny with PreDesign, see for yourself.

タグ管理の改善

タグとシーンの膨大なリストを管理することは(とりわけ複雑なモデルにおいては)非常に困難であることを
私たちは解っています。Tag Folders を使えばSketchUpProとLayOutのタグを効率よく整理しておくことができます。 タグを使用して設計シナリオ、ドキュメント、レポート、または視覚化のモデルを設定するかどうかに
関係なく、タグをフォルダ内でグループ化すればタグの操作ははるかに簡単になります。 また、フォルダ内のすべてのタグの表示を一度に制御して、モデルの大きなパーツをオン/オフにすることもできます。



これだけではありません、 SketchUpでタグのフィルタリングがついに可能になりました!
特定のタグにすばやくフォーカスできるようになりました。 またタグが名称規則に従って編成されている場合は
類似のタグを選択し、それらをフォルダに編成できます。



最終的にはワークフローにおいて最高レベルの制御と機敏な動作を目指したいと考えています。
引き続き、SketchUp 2021のアップデートされた機能に関しての説明を続けます…

SketchUpライブコンポーネントの紹介

頻繁にある設計変更に対応するのに柔軟性を備えたモデルを構築できたら嬉しいですか?
もちろん! 成功するモデルは繰り返し動作に簡単に対応でき、更には迅速な変更を可能にする
モデルであることは業務の効率化につながります。
SketchUp 2021では『SketchUpはまさにこれを行うパラメトリックオブジェクト』と呼ばれるべき機能を
導入しています。 それらはライブコンポーネントと呼ばれます。

ジオメトリを制御するモデリングロジックでプログラムされたライブコンポーネントは、
リアルタイムで再描画する構成可能なオブジェクトです。
実際にどういうことができるの? SketchUp2021アップデートでライブコンポーネントを使用すると、
プロジェクトのスケーラビリティが向上し、建築構成、インテリアデザイン、完成時のモデリング、
スペース計画、コンセプトの迅速な反復など、幅広い利用にメリットがあります。


ライブコンポーネントは3D ギャラリーにあり、SketchUpの最新バージョンを使用してSketchUpで
直接ダウンロードできるようになっています。 SketchUpアプリケーション内から3Dギャラリーで
ライブコンポーネントを見つける詳細な手順についてはここをクリックしてください。

ライブコンポーネントを選択したら、モデルに直接挿入して [ライブコンポーネントを設定] ダイアログ
(ライブコンポーネントの上で右クリック)でコンポーネントのパラメータを制御できます。
パラメータを調整すると、ライブコンポーネントが再描画されます。詳細はSkill Builder をご覧ください。

これからは自分たちがモデル作成に手間をかけるのではなく、新しいライブコンポーネント作成で
SketchUpに手間をかけてもらいましょう。オブジェクトを繰り返し使用するために寸法とサイズを
カスタマイズします。 豊富なコンテキストをすばやく追加し、リアルタイムで調整してより詳細な
設計をより短時間で作成します。 またはプロジェクトの状況の変化に応じて、コンポーネントの
大規模なセットを一度に迅速に反復します。

裏側ではライブコンポーネントはマテリアと呼ばれる新しい計算設計プラットフォームによって
駆動されます。 今後、マテリアとライブコンポーネントはSketchUpおよびTrimble製品全体での
利用に際してロック解除します。 これらはライブコンポーネントのスタートラインに立ったという
ことにすぎません。 現在もパフォーマンスと使いやすさの向上に積極的に取り組んでおり、
モデリングで使用できるオブジェクトをさらに開発しています。

最新のSketchUpバージョンで進行中の機能を起動する新しい方法

SketchUpはSketchUp Labsと呼ばれる新しい取り組みの一部としてライブコンポーネントを
早期にリリースし、フィードバックを製品開発プロセスに組み込むことを可能としています。
ライブコンポーネントの今後の方向性について議論するためにフォーラム(英語のみ)に参加するか、
問題が発生した場合はフィードバックを提供することをお勧めします。

ここにSketchUp のアップデートで堅調な2021年のスタートを宣言します。

最新版をダウンロードして新機能を体感してください。

実際に見たいですか? 2020年11月19日水曜日に、特別な2021 リリースウェビナー
新しいツールとSketchUpの最新バージョン機能のライブデモにご参加ください(英語のみ)。

自分が住みたい世界を作り続けてください。V2021に期待してSketchUpのアップデートされた
機能をつかってモデルを作成し、楽しくデザインして、よりよい建物を建ててください。

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