展示会ブースデザイン作成のポイントとは?人を集めるブースの特徴や注意点を意識しよう



展示会ブースでの集客には、ブースデザインが大きく影響します。担当するデザイナーは、より人を集めることができるブースをデザインしなければなりません。集客を成功させるためには、高いデザイン性や訴求力のあるブースデザインが必要です。本記事では、展示会ブースデザインで意識すべきポイントや人を集めるブースの特徴、デザインの注意点などを解説します。

展示会ブースデザインで意識すべきポイント

展示会ブースの成功には、ブースデザインが大きく影響を与えます。ここでは、ブースデザインで意識すべきポイントを見ていきましょう。

遠くからでも認知されるインパクト

展示会では、来場者の興味をひき注目を集めることが重要です。展示会会場は広く、来場者は多くの情報を一度に見聞きします。その中から自社のブースを見つけてもらうために、遠くからでも一目で認識されるようなインパクトを持つブースデザインにしなければなりません。
離れた場所からでも目につき、伝えたいことがすぐに理解でき、情報の視認性が高いデザインにすることで、競合他社との差別化を図りましょう。

配色、照明などにこだわる

配色や照明がブースの雰囲気に大きく影響を与えます。そのため、企業のイメージや商品に合わせたカラーを選ぶことが大切です。
製品やサービスの世界観を、色と光で効果的に演出しましょう。たとえばブランドのカラーは、シンプルで一貫性を持たせることで、来場者に好印象を与えます。

目的に合わせたレイアウト

ブースデザインは、ブースで行う催しの目的に合わせてレイアウトします。たとえば、商品のデモンストレーションを行うならばスペースを広く取る必要がありますし、一対一などでの商談が主体ならばくつろげるスペースを確保しておくことが大切です。
目的に合わせたレイアウトは、商品やサービスの効果的な展示を実現します。

人を集めるブースの特徴とは

人が集まるブースには特徴があります。ここでは、集客に成功しているブースの特徴を見ていきましょう。

ターゲットが明確になっている

人が集まるブースは、ターゲットと目的が明確で、それに基づいてデザインされています。興味を持ってもらいたい人のペルソナや、来場した人にどのような印象を与えて何を得てほしいのかが明確なのです。また、製品やサービスを訴求できるデザインはどのようなものかがしっかりと反映されています。
明確なターゲットを設定することで来場者との共感が高まり、ブースに集まりやすくなるでしょう。

一目でわかる訴求ポイント

一目で訴求ポイントが理解できるブースには人が集まります。
たとえば、訴求ポイントを絞り明確化され、それに合わせてロゴやキャッチコピーが大胆に配置されているなど、一目で企業のメッセージや提供する価値が伝わるように工夫されています。
視覚的なインパクトは来場者の興味をひき、ブースに人を集める大切なポイントです。

開放感

開放感のあるブースは立ち寄りやすいため、人が集まりやすい傾向にあります。
来場者に快適な雰囲気を提供しているブースでは、滞在時間も長くなります。滞在時間が長くなれば、それだけ商品やサービスの内容に触れる時間も延びるでしょう。開放感を感じるのは、広い入り口や壁の圧迫感が無いブースです。たとえば、ブース内の商品やサービスの配置、明るい照明でそれを表現することができます。
逆に、入り口が狭かったりブース内が閉鎖的であったりすると、近寄りがたい雰囲気になってしまうため、人が集まりません。
ブースの中を見渡せるほど開かれた雰囲気は、会話や交流もしやすいため、ブースに人が集まる要素になります。

ブースデザイン時の注意点

展示会のブースデザインをする際には、気をつけなければならないことがあります。ここでは、ブースデザイン時の注意点を見ていきましょう。

過度な装飾

目立つブースは人目をひきますが、過剰な飾り付けや奇抜なデザインのブースに集客の効果は期待できません。過度な装飾に主要なメッセージが埋もれてしまう可能性があり、商品やサービスの印象だけでなく、企業の印象を損ねてしまう場合もあります。
ブースデザインはシンプルでクリーンにして、来場者にメッセージが伝わりやすくすることが大切です。派手になりすぎず、地味になりすぎず、バランスの良いデザインを心がけましょう。

必要以上の商品展示

展示する商品やサービスが多すぎると、来場者は何を見て良いのかがわからなくなります。その結果、何が伝えたいブースなのかを理解しないまま来場者が去っていくことになってしまいます。
そのため、売りたい商品やサービスに焦点を絞って展示することが大切です。重要な商品やサービス以外は展示しないほうが良いでしょう。売りたい商品やサービスが強調されていたほうが、来場者にとってはわかりやすく、良い印象を与えられます。

ブースデザインはSketchUpで作成

ブースデザインは、ラフスケッチを描いてCADで図面化し、パース化します。パース化する際には、3Dモデリングソフトを活用して、よりリアリティのあるデザインに仕上げていきます。
3Dモデリングソフトにはさまざまな種類がありますが、導入時にはオペレーションを覚えなければならないため、初めは学習コストがかかります。しかし、SketchUpならば直感的な操作性でマスターしやすく、学習コストを抑えられることがメリットのひとつです。
たとえば、照明器具、チェアやカウンターなどの小物を空間に配置する際には、3D WarehouseやBuildMate※1といった付属の3D素材を利用しても良いでしょう。
フォトリアルにするためにはレンダリングを施します。ビジュアライゼーションソフトのTwinmotionならSketchUpに同期できるため、データを取り込み、効果的な描写を簡単に実現することができます。SketchUpに専用のプラグインを入れることで、2つのソフト間でモデルデータの共有も可能です。また、リアルタイムレンダリングにより、ブースの完成イメージを確認しながらの編集ができます。
SketchUpでは、作成した3Dモデルを顧客にプレゼンテーションする際に、希望するブースデザインの詳細をヒアリングしながら、その場で顧客の要望を反映してパースを修正することなども容易です。壁の素材や床を打ち合わせの現場でヒアリングしながら修正したり、ソファを1列増やしたりするなどの要望も即座に反映させることで、スムーズに修正案を提案することができるでしょう。
直観的な操作性と習得の容易さから、世界中の空間デザインで利用されているSketchUpは、数ある3Dモデリングソフトの中でもおすすめの製品です。
SketchUpを活用した展示会ブースデザインの事例については、こちらをご覧ください。

※1:BuildMateは、弊社からSketchUp ProまたはSketchUp Studioをご購入いただいた場合の特典として付属している3D素材集です。

展示会ブースデザイン作成はポイントをおさえてモデリングしよう

展示会ブースデザインは、商品やサービスを効果的にアピールするよう工夫をしなければなりません。多くのブースの中でも認知されるインパクトを持ち、好印象を与える配色や照明、ブース内の導線、立地条件などさまざまな要素に気を配る必要があります。3Dモデリングソフトを使って展示ブースをデザインすることで、さまざまな角度から展示会当日のブースがイメージできるでしょう。
ブースデザインにどの3Dモデリングソフトを選べば良いかわからないという場合は、操作性もよく学習コストを抑えることのできるSketchUpを検討してみてはいかがでしょうか。リアルタイムレンダリングが可能なTwinmotionなどと併せて活用することで、納得できるブースデザインを仕上げられます。
リアルタイムビジュアライゼーションツールのTwinmotionの詳細については、こちらをご覧ください。

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