SketchUp for iPad: 外出先でもクリエイティビティを発揮


ここ数年、SketchUppersから「いつになったらiPadで3D制作ができるようになるのか?フォーラムへの投稿、レビュー、ソーシャルメディアへのDM、Eメールなど、私たちはそのすべてに目を通しました(57ページを数えるフィードバック)。私たちは、この2年間、アプリの構築と改良に取り組み、その過程で、SketchUp史上最も広範なベータ・プログラムを立ち上げました。皆様のアイデア、メモ、そしてインスピレーション溢れるデザインは、3Dでのスケッチを全く新しいレベルに引き上げる、より良いアプリを作るための原動力となりました。SketchUp for iPadは、いつでもデザインのインスピレーションを捕らえることができるよう、あなたをサポートします。

SketchUp for iPadは現場や外出先、オフィスなどで3Dモデルを作成し、編集、表示可能な新しいツールの1つです。Apple Pencilやマルチタッチジェスチャ、更にマウスやキーボードをサポートし、3Dのパワーを自身の好みに活用することができます。描画、スワイプ、クリックをすばやく行って、頭の中のイメージを形にすることができます。

SketchUp for iPad は既存のSketchUpサブスクリプションユーザーであればダウンロードして
利用することが可能です。また今なら無料で評価版をお試しいただけます。


SketchUp for iPadを実際に使ってみる

iPadでスケッチを行うことは様々なワークフローに大きな変化をもたらすであろうと予測をしておりましたのでSketchUp for iPadベータ版のユーザー数名から、その内部事情を聞きたいと思いました。
ベータユーザーは現場でのデザイン検討から、初期段階のコンセプトを素早く書き留めることまで、あらゆることをSketchUp for iPadで挑戦しています。その他にもチームメンバーからのデザインを簡単にレビューして解り易く分類したり、デザインの詳細を検討したり、入札から現場での作業に至るまでにかかる往復時間を短縮することも、注目すべき点として挙げられています。ここでは、SketchUpから寄せられたインバウンドの🔥サンプルをご紹介します。

ベータ版ユーザーの声をご紹介します

「SketchUp for iPadは、いくつかの異なる状況下で使用しています。コンセプト・デザインの段階で、紙にスケッチする代わりに、デジタルでアイデアを出すのに役立っています。デザイン思案中はiPadとデスクトップPCを行ったり来たりできるので便利です。また、Apple Pencilのマークアップモードを使って、3Dモデルの上に直接スケッチすることもあります。これはクライアント、請負業者、共同制作者、コンサルタントとの打ち合わせに便利です。最後に実際の現場でSketchUp for iPadを使用することは貴重な経験でした。通常、請負業者はラップトップでSketchUpを使用しており、私は彼らと一緒に座って実際の当該物がどのように構築されるかを理解させることに注力します。今では我々はこの作業をiPadで行っています。とてもスムーズで速いです」
Cascaの建築家、João Queiroz e Lima 氏

「建築プロジェクトの設計には、すべてSketchUpを使用しています。さらに実際の建築現場において請負業者とのコミュニケーションのためモデルをiPadで持参することもあります。SketchUp for iPadは現場で利用するには十分すぎるくらいの多くの表示機能を備えています。Apple Pencilを使って特定の部分を拡大したり、より正確に測定したりすることができるようになり、ゼネコンとのコミュニケーションもより効率的になりました。彼らは紙で見るよりもiPadの方が、より詳細にモデルを見ることができるので、とても喜んでいます。SketchUp for iPadはまさにデジタルペーパーのようで、現場にノートパソコンを持ち出すよりもはるかに柔軟性があります。」
architectuurburo wydouw bvbaの建築家、SketchUpエクステンション開発者、Guy Wydouw 氏

映画業界で毎日SketchUpを使っています。今はiPadでSketchUpを使い、移動中や撮影現場などのどこにでも持ち運んで作業しています。SketchUp for iPadを使う前は、セットの中で手描きスケッチをして紙に寸法を書き込んでいました。現在はディレクターと一緒にiPadを利用してその場で作業ができるようになりました。これにより半日分くらいの時間を節約できるようになりました。さらに、UIが開発されたことで、モデリングスペースが失われることもありません。メニューはすべてドロップダウンなのでモデリングスペースも大幅に節約できます。」
トップクラスの長編映画のアートディレクターを務める Luke Whitelock 氏  @whitelock_design_limited

「私はソフトウェアエンジニアですが、SketchUpは特に木工作品デザインに使っています。家具のパーツから複雑な本棚まで、あらゆるものを作っています。iPadがあればどこにでも作品を持ち運ぶことができます。妻と一緒にソファに座りながら、木工作品を素早くデザインすることができるのです。もうデスクトップに縛られることはないのです。柔軟性が高いことは素晴らしいことです。」
木工デザイナー、George Decherney氏

ベータ版ユーザーのOmar Calderon Santiago氏(Perkins Eastmanのデザインプリンシパル)が語る具体的な事例を紹介しましょう。
Perkins Eastman社は建築/インテリアデザイン/都市設計計画/景観設計/グラフィックデザイン/プロジェクトマネジメントを行う世界的な企業です。Omar氏はフロントエンドのコンセプト・デザイン業務を担当し、SketchUpだけで作業しています。

「SketchUpは、私の初期のデザインアイデアを他のチーム メンバーやクライアントに伝えるのに役立っています。Perkins Eastman社ではデザイングループ内みんなで仕事をするというユニークな方法を採用しています。そのため、設計プロセス全体を通じて、全員が協力し合って作業を行っています。」

SketchUp for iPadをワークフローでどのように活用していますか?

私たちは、ワークフローの中でSketchUp for iPadの利用方法を模索して実験していますが、その可能性は無限大だと高く評価しています。実際に初期のコンセプト・デザインの段階でSketchUp for iPadを使用しています。コンセプトの初期段階において、創造性を発揮するには、使いやすいツールであること・・つまり物理的な紙にスケッチするのと同じようなツールが必要です。SketchUp for iPadはまさにこれに当てはまります。
私のワークフローはまず地理的な位置情報をインポートして縮尺を正しく把握し、そこからマスキングモデルを作成するのが一般的です。これは私やチームのみんなが建物のスケールや周囲の状況を把握するのに役立ちます。また、デスクトップとiPadがシームレスに統合されているので、同じプロジェクトで両方にまたがって作業することができます。
SketchUp for iPadのもうひとつの活用法は設計した対象物の特定の側面に対して詳細な検討が可能なことです。例えば、画像や平面図をインポートして、オブジェクトを押し出したり、1つのエリアにフォーカスして詳細を確認できます。
また、3D WarehouseのモデルをiPadのSketchUpモデルに簡単にインポートできるので、ワークフローのスピードアップに役立っています。

SketchUp for iPadをワークフローに活用することで、どのようなメリットがありましたか?

ますは自身が自由になりました。モバイルの利点は、どこにでも持ち運んでデザイン作業ができることです。ここ数年で私たちの働き方は変化して来つつあり、オフィスから離れた場所でも仕事ができるようになってきています。SketchUp for iPadのように簡単に持ち運びができることが必要なのです。

新しい方法でSketchUpを体験

設計の難題を解決するには適切なツールが必要です。ここでは、SketchUpとiPadがデザインという作業において非常に相性のいいペアである理由を説明します。

  • 高速インターネットに接続中でもオフラインでも外出先で作業ができます。
  • Apple Pencilを使えば、手描きのように簡単に3Dを作成することができます。
  • iPad本来の機動性を活かして、どこにいてもプロジェクトにアクセスできます。
  • AirDrop、テキスト、Eメール、お気に入りのストレージアプリケーションへのファイルの同期で作業内容を共有することができます。

またエンティティ情報/影設定/スタイル/マテリアル/場所の追加、さらにタグ/シーン/イメージのエクスポート/アニメーションのエクスポート/3Dウェアハウスへのアクセスなど、コアなモデリング機能はすべてカバーされているので、きっと満足していただけると思います。これは、つまり慣れ親しんだSketchUpがiPadで使えるようになったということです。

さらに、iPad専用に開発されたSketchUp同様に直感的なモデリング機能を搭載した全く新しいインターフェースです🔥。 SketchUp for iPadはプロフェッショナルな機能とシンプルさを兼ね備えています。ハイライトをご覧ください。

オートシェイプ: 新しい学習機能が落書きのようなスケッチを瞬時に3D形状に変換します。さらにパラメトリックに設定ができるライブコンポーネントを取り込むことでリアルタイムに形状を再描画できます。時間の節約をお約束します!


マークアップモード: 赤いペンでデザインを修正することがありますか?それならSketchUp for iPad でApple Pencilを使えば、さまざまなスタイル、色、ストロークで3Dモデルの上にマークアップしたり、スケッチしたりすることができます。赤ペンの線を実際の3Dモデルにする心の準備ができたら、Apple Pencil に持ち替えましょう。


ARビュー: iPadのパワフルなAR(拡張現実)表示機能で、現実世界と同じようにプロジェクトを実体験してください。ARの中であらかじめ保存したシーンを利用して1:1のスケールでモデル内を探索できます。


思い通りの絵を描く: Apple Pencil、マウスとキーボード、マルチタッチジェスチャを使って3Dで作成できます。


フォトテクスチャを追加: iPadの内蔵カメラを使って、実世界からのインスピレーションをプロジェクトに取り込みましょう。写真はテクスチャとしてモデルの面に適用できます、非常に簡単です。


常時接続: Trimbleのクラウドベースのプロジェクト管理ソリューションであるTrimble Connectを指先で操作できるようになりました。Trimble Connectを使用すれば、SketchUp ProやSketchUp for iPadさらにSketchUp for Webなどの色々なデバイスで作業を行うことができます。常に最新のファイルにアクセスすることができるため、様々な質問やトラブルに即座に対応が可能です。


アプリを超えた機能性。 SketchUp for iPadは他のアプリケーションとの連携も可能です。USDzエクスポート機能によりSketchUp for iPadで3Dを作成したら、ProcreateやMorpholio Traceを含む他の様々なアプリケーションで描画やペイントをすることが可能です。

SketchUp for iPadを覗いてみましょう…

アクセス方法

SketchUp for iPadはサブスクリプションをお持ちの方ならどなたでもご利用いただけます。
SketchUp Proサブスクリプションライセンス
SketchUp Studioサブスクリプションライセンス
教育用サブスクリプションライセンス

30日間利用可能な評価版もあります。評価版はSketchUpのすべての機能を30日間お試しいただけます。

はじめに

アプリを起動したら、ホーム画面の左側にある「学習」タブをご覧ください。アプリ内のチュートリアルを使ってすぐに使いこなすことができます。初めてでも、SketchUpをよく利用する方でもきっと役立つiPadモデリング・ヒントを得ることができます。

機能や始め方について、さらに詳しく知りたい場合にはヘルプ・センターをご利用ください。

SketchUp Viewerダウンロード(App Store)

評価版ダウンロード

そして、この新製品があなたのワークフローにどのような影響を与えるか、フォーラムでお知らせください(英語)。

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