SketchUpシリーズの値段と機能を徹底比較!最適な選び方もご紹介!

3Dモデリングソフトの導入を検討している方の中には、「SketchUpにはどのようなプランがあるの?」「値段や機能の違いは?」「どれを選べばいいの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
SketchUpは、建築・設計・建設・土木・インテリアデザイン・製造業など幅広い分野で活用される3Dモデリングソフトで、用途やニーズに応じた複数のプランが用意されています。
本記事では、SketchUpの各プランの価格や機能の違いを詳しく比較し、利用する場合にどのプランが最適かどうか、分かりやすく解説します。さらに、最適なプランの選び方や、SketchUp導入をスムーズに進めるためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
SketchUpについての詳細は「SketchUpとは?主要機能・プランの違い・導入メリットまで徹底解説!」で解説していますので本記事と併せてご覧ください。
SketchUpの導入を検討している方は、操作方法やおすすめ機能を紹介している「SketchUpで3Dモデリングをはじめよう!」の資料をぜひダウンロードしてみてください。
SketchUpの各プランと価格の比較
まずはじめに、SketchUpのプランについて価格と主な機能を解説します。
プラン名 | 価格(サブスクリプション年額※税抜) | 主な機能 |
---|---|---|
SketchUp Go | ¥31,930 | モバイル対応、クラウド管理 |
SketchUp Pro | ¥85,830 | デスクトップ版、LayOut対応、プラグイン利用可 |
SketchUp Studio | ¥173,430 | Proの全機能+レンダリングソフト V-Ray(日本語サポート)+点群処理ソフト Scan Essentials |
SketchUp Pro Advanced Workflows | ¥126,000 | Proの全機能+点群処理ソフト Scan Essentials+Revit Importer |
※2025年7月現在 最新情報は弊社ホームページでご確認ください。
SketchUp Go(モバイル・タブレット向け)
SketchUp Goは、モバイルデバイスやタブレット向けに設計されたプランで、特にiPadユーザーに最適な選択肢です。
Web版のアプリケーションで、オンライン環境があれば外出先でもモデルを確認したり作成したりすることができます。
主要なモデリングツールが搭載されており、基本的な3Dモデリング作業をスムーズに行うことが可能です。
さらに、SketchUp GoでもTrimble Connectを利用したクラウド管理ができるため、プロジェクトの共有やコラボレーションが容易になります。これにより、チームメンバーとリアルタイムでの情報共有ができ、効率的な作業が実現します。
SketchUp Goは、情報共有するために利用したり、基本的なツールの使用で事足りるユーザー向けのエントリーモデルと言えるでしょう。デスクトップ版に比べてプラグインがインストールできないなどの機能が制限されるため、より高度な機能を必要とする場合は、SketchUp ProやSketchUp Studioを検討することをおすすめします。
※SketchUp Goのデスクトップアプリは付属しておりません。
SketchUp Pro(最も人気のプラン)
SketchUp Proは建築設計、建設土木、インテリアデザイン業界の多くのユーザーに支持されているソフトウェアです。レンダリングや点群データを扱わない方にはこちらのプランがおすすめです。
直感的な操作で3DモデリングできるのがSketchUpの最大の特徴です。
プッシュプル・フォローミー・反転ツール・配列コピーなど感覚的に使えるツールが用意されているため習得時間が少なくて済みます。
あらかじめ用意されているマテリアルの他に、自分で作成したマテリアルや写真をインポートして、テクスチャとして貼り付けることもできます。
また、作成した3Dモデルを取り込んで2Dドキュメントを作成できるLayOut機能を利用すれば、寸法付きの立面図や平面図を手間なく作成できます。さらにプレゼンテーションにも活用することができます。
※LayOutはSketchUp Goには付属しません。
こちらもクラウドベースのTrimble Connectと連携することで、チームメンバーとの共同作業をスムーズに行うことができます。これにより、リアルタイムでのデータ共有やフィードバック可能となり、プロジェクトの効率が大幅に向上します。
SketchUp Studio(建築・エンジニアリング・建設土木など技術者向け)
SketchUp Studioは、建築や土木分野での利用に最適なシリーズです。このプランは、レンダリングを活用し、点群データを扱う技術者向けの上位バージョンです。
SketchUp Studioの主な特徴は、SketchUp Proのデスクトップ版に加え、建築設計業の世界で最も広く使用されているレンダリングソフトのV-Ray for SketchUpがバンドルされていることです。
V-Rayを活用することによって、作成した3Dモデルが現実世界でどのように見えるかをフォトリアルに正確に確認できるため、竣工前に出来る限り本物に近いイメージを得ることができます。また、建築パースやプレゼン資料のクオリティを飛躍的に向上させることができ、クライアントへの提案力強化にもつながります。
もう一つの大きな特徴は、点群データを直接取り込むことができるScan Essentialsの機能があることです。点群データをSketchUp上にインポートしモデルと点群の合成や、点群を元にしたモデリングを可能にします。業務の効率化、コストカットを見込めるため、建築のみならず建設、土木などの分野でも広く活用されています。
また、Trimble Connectを利用したクラウド管理機能もあり、チームでのコラボレーションが容易になります。SketchUp Studioは、特にプロフェッショナルな設計業務を行う方や、複雑なデータを扱う必要がある方におすすめです。高度な機能を活用することで、設計の精度や効率を大幅に向上させることが可能です。
価格は他のプランに比べて高めですが、その分の価値を十分に提供する内容となっています。
SketchUp Studioの詳細はこちら
SketchUp Pro Advanced Workflows (点群データ活用に特化)
SketchUp Pro Advanced Workflows は、点群データを直接SketchUpに取り込み、活用するための特化型プランです。このプランは3Dスキャンデータを利用した設計業務に最適で、特に建築や土木分野での利用が期待されています。
点群データとは、レーザースキャンやフォトグラメトリによって取得された、物体の表面を構成する点の集合体であり、これを活用することで、現実の物体を高精度で再現することが可能になります。
付属機能の「Scan Essentials」で点群データを簡単にインポートし、3Dモデルとして編集することができます。これにより、設計者は実際の現場の状況を反映したモデルを迅速に作成でき、設計の精度を向上させることができます。
また、Revitとのデータ互換性も備えており、BIMプロセスにおいてもスムーズなデータ連携が可能です。
このプランは、特に高度なデータ連携が求められるプロジェクトや、現場での3Dモデル活用を目指す方にとって、非常に有用な選択肢となるでしょう。
SketchUp Pro Advanced Workflows を利用することで、設計業務の効率化や精度向上が期待できるため、点群データを活用したい方にはぜひ検討していただきたいプランです。
SketchUp Pro Advanced Workflowsの詳細はこちら
おすすめのSketchUpプランの選び方
SketchUpには、さまざまなプランがあります。選択肢が多い分、「どのプランを選ぶべきか分からない」と迷ってしまう方もいるかもしれません。ここでは、最適なプランの選び方を紹介します。
まずは試してみたい方には評価版を
3Dモデリングや3D作成ツールを初めて使う方には、SketchUpの全機能が7日間お試しできるSketchUpの評価版がおすすめです。3D初心者の場合は、まずソフトの操作に慣れる必要があります。SketchUpは操作が簡潔で覚えやすいため、初心者でも扱いやすいソフトです。細かな設定をしなくても作りたい立体モデルを感覚で作成できる点が特徴として挙げられます。
3Dモデリングの楽しさをお試しで体験するなら、SketchUp評価版を使ってみてください。
評価版ダウンロードはこちら
シリーズ1番人気のSketchUp Pro
SketchUp Proは建築設計、建設土木、インテリアデザイン業界の多くのユーザーに支持されているソフトウェアです。レンダリングや点群データを扱わない方にはこちらのプランがおすすめです。
直観的な操作で3DモデリングできるのがSketchUpの最大の特徴です。
プッシュプル・フォローミー・反転ツール・配列コピーなど感覚的に使えるツールが用意されているため習得時間が少なくて済みます。
あらかじめ用意されているマテリアルの他に自分で作成したマテリアルや、写真をインポートしてテクスチャとして貼り付けることもできます。
また、作成した3Dモデルを取り込んで2Dドキュメントを作成できる「LayOut」機能を利用すれば、寸法付きの立面図や平面図を手間なく作成できます。
さらにプレゼンテーションにも活用することができます。
※「LayOut」はSketchUp Goには付属しません。
こちらもクラウドベースの「Trimble Connect」と連携することで、チームメンバーとの共同作業をスムーズに行うことができます。これにより、リアルタイムでのデータ共有やフィードバックが可能となり、プロジェクトの効率が大幅に向上します。
SketchUp上位シリーズのSketchUp Studio
SketchUp Studioは、SketchUp Proに、レンダリングソフト「V-Ray」と点群処理ソフト「Scan Essentials」、Revitのネイティブファイル(.rvt)がインポートできる「Revit Importer」がバンドルされた製品です。
SketchUpで作成した3Dモデルを、建築ビジュアライゼーション業界において世界で最も使用されているレンダリングソフト「V-Ray」でレンダリングすることにより、モデルをよりリアルに近いイメージに引き上げます。
また「Scan Essentials」は、点群データをSketchUp上にインポートしモデルと点群の合成や、点群を元にしたモデリングを可能にします。
「Rvit Importer」では、Revitデータのインポート機能を備えています。Revitのファミリ情報をそのまま引き継いでSketchUpにインポートできるため、スムーズなデータ連携が可能です。
クラウドでプロジェクト毎にデータ共有が可能な「Trimble Connect」も利用できます。
SketchUp Studioは建築、エンジニアリング、建設、土木、コンサルタントなど技術者のための最上位シリーズです。
「V-Ray」と「Revit Importer」、「Scan Essentials」はWindow OSのみに対応しています。
モバイルやタブレットで使いたい方にはSketchUp Go
現場での作業効率を高めるために、モバイルやタブレットで3Dモデルを活用したいと考える方には、SketchUp Goが最適な選択肢です。このプランは、特にモバイルデバイス向けに設計されており、インターネット環境があれば外出先でもリアルタイムなデザイン確認や修正が可能になり、チームとのコミュニケーションも円滑に進められます。
SketchUp Goは、タッチ操作に最適化されたインターフェースを持ち、直感的に操作できるため、専門的な知識がなくても簡単に使い始めることができます。また、クラウドベースの機能を活用することで、データの共有や保存もスムーズに行え、現場での情報の一元管理が実現します。
SketchUp Goは以下の機能をお使いいただくことができます。
- ・SketcUp for Web
- ・SketchUp for iPad
- ・Trimble Connect
- ・3D Warehouse
- ・Mobile Viewer
点群データを活用するならSketchUp Pro Advanced Workflows
SketchUp Pro Advanced Workflows は、SketchUp Proに点群処理ソフト「Scan Essentials」と、RevitファイルをSketchUpにインポートする「Revit Importer」がバンドルされた製品です。
モデリングに点群データを利用したいが、レンダリング機能は不要だというお客様におすすめいたします。本製品は、建築、エンジニアリング、建設、土木、コンサルタントの方向けの製品です。
「Scan Essentials」はWindow OSのみに対応しています。
自分に最適なSketchUpプランを選ぼう!
SketchUpは、直感的な操作性と柔軟な拡張性を兼ね備えた3Dモデリングソフトです。しかし、導入前にプランの違いや用途に合った機能を理解しておくことが重要です。
今回ご紹介したように、SketchUpの各プランにはそれぞれ異なる強みがあります。自分の業務や用途に合ったプランを選ぶことで、最大限のパフォーマンスを発揮できます。最適なSketchUpシリーズを選んで、効率的な3Dモデリングを始めましょう。
SketchUpの導入を検討している方は、以下のページから詳細をチェックしてみてください。
SketchUp Go
SketchUp Pro
SketchUp Studio
SketchUp Pro Advanced Workflows
SketchUpの導入を検討している方は、操作方法やおすすめ機能を紹介している「SketchUpで3Dモデリングをはじめよう!」の資料をぜひダウンロードしてみてください。
SketchUpの使い方については「SketchUpの使い方をゼロから解説!インストール手順から基本操作まで」で解説していますので併せてご覧ください。
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