SketchUp活用事例1:東急建設企画設計グループにおいて計画立案/プレゼンに活用しています

はじめに

前回は東急建設株式会社におけるS職職員向けSketchUp Proを使った3Dモデリング研修についての取り組みについて紹介しました。
しかし、東急建設においてはそれ以前から積極的にSketchUp Proを活用してくれている部署があることをお聞きしました。
そこは鉄道関連施設について企画し設計提案をしている部署でした。その部署のグループリーダーの牛居さんに取材させていただきました。
牛居さんは、計画立案とプレゼンのために積極的にSketchUp Proを使ってくださっています。お使いいただいているポイントは、ともかくスピード感とわかり易さだと言ってくれました。
その点について、お聞きしました。


Q1
所属部署についてご説明いただけますか。

A1
東急建設の都市開発支店 建築工務部 企画設計グループという部署に所属しています。
支店には鉄道営業部、鉄道土木部、鉄道建築部という営業施工部門がありますが、それらの部署と連携を図って、鉄道建築の設計に対応していく部署になります。
業務内容としては、主に東急グループの東急電鉄、民間の鉄道会社様への企画提案から基本設計、実施監理まで行っています。
わたしの部署は人員7名で構成されています。その中でSketchUp Proを使っているのは主に2~3名になります。
Q2
作業現場における流れの中でこの部署のポジショニングについてお聞かせください。

A2
鉄道関係の駅や商業施設案件の企画提案でよく使います。SketchUp Proで作った結果を施主説明や会議用の紙媒体、デジタルプレゼン用動画制作などに活用しています。
特に、作った結果をSketchUp Viewerを使用してプレゼンすることが多いです。我々は社内組織や物件関係の建築に携わる部門に対しての説明・説得に使っています。
事例を挙げれば、建物が中心である駅舎、商業施設などの物件についてです。駅売店なども対象になります。(サンプルコンテンツ参照)
一回の工期は様々なのですが、特に短期間で結果を求める時のシミュレーションやプレゼンにSketchUp Proは最適であると感じています。
企画段階のプレゼンやレビューのケースが多いので、2次元CADとSketchUpをよく使います。
もちろん3DはSketchUp Proが主流です。年間で処理する物件数は60件ぐらいです。
主に東急関連の物件が多いですが、他の民間鉄道会社の物件も存在します。
基本的には鉄道関係ですので、駅舎や構内店舗などが中心になります。関わる物件の中で小規模物件については工事監理まで請負うケースもあります。
Q3
今後、SketchUp Proおよび関連技術について要望される機能等はございますか?

A3
私が今ほしいのは日本の法規に基づいた日影や天空率などのシミュレーション機能です。
それと次にほしいのが、よりビジュアルなアウトプット。
照明効果や夜景表現を具現化できるツールがほしいです。
しかし、時間の制約が優先なので短時間で結果がでなければ意味がありません。小回りを効かせたスピード重視ということが重要なのです。
Q4
牛居さんの部署の今後の未来像について聞かせていただけますか?

A4
今後もこれまで同様、時間を意識し提案を行っていきたいと思っています。
昔、SketchUpを使う以前はプレゼン資料用のCG制作も外注に出していましたが、図面を起こしたものをSketchUpを使うことにより、自分で3D化ができるようになり、この体制で進めるようにしています。
当分、この体制を維持、発展させていきたいと思います。


あとがきとして

スピードを求められる3DプレゼンテーションにSketchUp Proは最も適していると思います。
それを率先して実用化してくださいっていることにとてもシンパシーを感じました。
わたしは個人的に東急沿線を使うことが多いので、改めて東急管轄の駅の周辺を見回してしまいました。

著者情報

<取材ご協力>

東急建設株式会社
都市開発支店 建築工務部
企画設計グループ
グループリーダー
牛居 晃 さん