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シーンの選択

 

SketchUp モデルを LayOut にインポートすると、SketchUpで作成したすべてのシーンをすぐに使用できるようになります。これは、LayOut ドキュメントでSketchUpと同じビューを表示したい場合に便利です。

シーンのドロップダウンリストには、そのモデルに設定されているシーンが表示されます。モデルは SketchUp で最後に保存したビューの状態で挿入されます。そのビューは「最後に保存した SketchUp ビュー」というシーンの中に入ります。

 

ビューをモデルのシーンに変更するには、次の手順に従います。

 

1.作図領域で SketchUp モデル エンティティを選択します。

2.「SketchUp モデル」ダイアログを開きます。

3.次の図に示すように、「ビューポート」 セクションで、「シーン」 プルダウンメニューからシーン名を選択します。

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ヒント:エンティティを右クリックして、表示されるメニューの 「シーン」 サブメニューからシーンを選択することもできます。

 

モデル エンティティのレンダリング

SketchUp モデル エンティティの外観を変更するビューまたはスタイル設定を選択した後、エンティティが LayOut の作図領域に変更を反映する前に、SketchUp モデル エンティティをレンダリングする必要がある場合があります。LayOut がモデル エンティティをレンダリングする方法とタイミングを管理しやすくするために、SketchUp モデル ダイアログの下部にはいくつかのレンダリング機能が含まれています。

 

「自動」チェックボックスと 「レンダリング」ボタン

下図①の「自動」にチェックを入れている場合は設定を変更した際に自動的にレンダリングを行います。
下図のように「自動」にチェックを入れていない場合は、SketchUp モデル エンティティの右下にclip1180が表示され、下図②のように設定を変更した際に「レンダリング」ボタンが表示されるのでクリックしてレンダリングを行います。

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:デフォルトで表示される黄色の警告アイコンの表示をオフにすることができます。これを行うには、「表示」 > 「警告シンボル」 > 「レンダリングされていないモデル」 を選択して、「レンダリングされていないモデル」 オプションの横にあるチェック マークをオフにします。

 

 

線の尺度

「線の尺度」では、SketchUp モデルのストローク幅と破線の縮尺を設定できます。

ストローク幅

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破線の縮尺

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レンダリング モード プルダウンメニュー

SketchUp モデル ダイアログの右下にある 「レンダリング モード」 プルダウンメニューを使用すると、モデルを画面上および出力形式 (印刷や PDF など) でレンダリングするための 3 つのオプションのいずれかを選択できます。

 

ラスターモードでは、すべての線、面、およびテキストをピクセルベースの形式で表示および出力します。ラスターがデフォルトのモードです。

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長所:ラスター モードでは、SketchUp に表示されるのとまったく同じようにモデルが表示されます。

短所:高解像度または大きな用紙サイズを選択すると、LayOut のパフォーマンスが低下する可能性があります。

 

ベクターモードでは、すべての線、面、およびテキストをベクトル形式で表示および出力します。

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長所:ベクトル モードでは、鮮明でスケーラブルな線画が提供され、非常に大きな用紙サイズに効率的に拡大できます。サイズ変更しても品質の劣化がありません。
ラスターイメージよりもデータサイズが小さくなります。

短所:テクスチャ、霧、影、スタイルなどのラスター要素は、ベクター モードでは表示されません。複雑なモデルのレンダリングには時間がかかる場合があります。

 

ハイブリッドモードは、シャープでスケーラブルな線画にはベクター レンダリングを使用し、ラスターのみの効果にはラスター レンダリングを使用します。

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長所:ハイブリッド モードでのレンダリングは、画像としては面やエッジが綺麗に表現されます。

短所: 3 つのモードのうち、ハイブリッド モードはデータ量が大きく、レンダリングの作成に最も時間がかかります。