正確に移動を行なう
移動ツールで移動や変形を行った距離は、値制御ボックス (VCB) に表示されます。これを利用して移動、変形の距離の編集を行う事ができます。値制御ボックス (VCB) に変更値を入力することで正確な移動、変形や絶対的または相対的な座標値に配置を行うことができます。
※数値入力の際、数値のみで単位を入力しない場合は、SketchUpの ウィンドウ > モデル情報 の「単位」で設定されている単位で長さが適用されます。
数値入力による移動や変形
移動ツールでの移動の直後に数値入力を行なうことで移動の距離を変更することができます。
変更値の入力方法
1. 選択ツールを選択します。
2. コピーしたいエンティティを選択します。
3. 移動ツールを選択します。
4. 任意の場所をクリックしてください。 こちらが移動の始点のポイントになります。
5. マウスを移動して、エンティティの移動を行います。カーソルの移動に合わせてエンティティがついてきます。
6. 移動の際、始点と終点の間にラインが破線で表示されます。これは推定機能により移動する軸の方向に合わせて色が変わります。(青軸方向、緑軸方向、赤軸方向)また、移動した距離が値制御ボックス (VCB) に表示されます。値制御ボックス (VCB) に数値の入力を行なうことで移動距離を指定することができます。
7. 配置する場所で再度クリックし、操作を完了します。距離を指定する場合は、数値入力後、キーボードでEnterキー(Macはreturnキー)を押すと、移動が実行され操作が完了します。
メモ:任意の単位を数値の後に入力することで適用する単位を指定出来ます。
例→インチ入力(1'6") メートル入力(3.652m)
3D座標を利用して
例えば[x、y、z]、といったように括弧 [ ] 内に3D空間の地点の座標値を入力すると、軸の位置に対して絶対座標の値の地点にエンティティを移動が配置されます。
1. 選択ツールを選択します。 カーソルが矢印に変わります。
2. コピーしたいエンティティを選択します。
3. 移動ツールを選択します。 カーソルが十字矢印に変わります。
4. エンティティを一度クリックしてください。 こちらが移動の始点のポイントになります。
5. マウスを移動して、エンティティの移動を行います。カーソルの移動に合わせてエンティティがついてきます。
移動の際、始点のポイントから移動した軌道が破線で表示されます。値制御ボックス (VCB) に移動距離が表示されます。
6. 絶対座標値を入力します。原点を基準として入力した数値で配置が行われます。
入力後、キーボードでEnterキー(Windows)またはreturnキー(Mac)を押すと、移動が実行され操作が完了します。
例 任意のポイントを原点に移動する場合は、ポイントをクリックして [ を入力したあと、0,0,0 と入力すると数値入力ボックスには [0,0,0] と入力されます。( ] の入力は不要です)キーボードでEnterキー(Windows)またはreturnキー(Mac)を押すと、移動が実行され操作が完了します。
また、<x、y、z>といったようにカギ括弧<>内に3D空間の地点の座標値を入力すると、移動の始点に対して相対的となる地点にエッジの終点が配置されます。
例
相対座標:移動の開始点を基準に配置
※座標値のX、Y、Zの値の中で1つまたは2つの値のみ入力することが可能です。例えば、Z方向に2mエンティティを移動したい場合、以下のように入力します。
「,,2」
※単位の入力を行わない場合はデフォルトで設定されている単位が適用されます。